独〈Giraffe Rec〉より92年に忽然と現れた幻の一枚、Mentocomeによる唯一作が〈Amok Age〉より公式アナログ再発!デュッセルドルフ周辺のニューウェイヴ/カセット地下シーンに潜んでいたという影のユニットが遺した、機械による非人称的な沈黙と雑音の記録がここに。Werkbund〜Peter Rehberg的な鉄錆びた残響、鬱屈したインダストリアル・ドローン、沈み込むようなミニマル・リズム。時にUボートの内部で聴こえるような空白と不安、そしてRobert Haighを想起させる濡れたピアノがふと現れる瞬間。これは音楽というより、見えない都市の心音であり、〈Creel Pone〉系列の幻視的亡霊音像に接続する、聴くことで現れる異界の地図です!