〈Workshop〉や〈Third Ear〉からハウス作品を発表してきたOzel AB の別名義、Luka Lickshotによるカセット限定アルバム『Shots Fired』。ロンドン・ペッカムの地下スタジオで制作された本作は、ポストパンク、ダブ、トリップホップ、レフトフィールド電子音楽が混ざり合う、暗く湿った空気をまとっており、ざらついたドラム、重心の低いベース、くぐもった声、そしてダブ処理が交錯し、〈On-U Sound〉の系譜を継ぐラフでサイケデリックな音像を形成。全10曲は「Shot 1〜Shot 10」として連続的に展開され、曲間の境界が曖昧なミックステープ的構成。生楽器の断片、即興ヴォーカル、デジタル処理、ダブが溶け合い、有機と無機が変異し続けるようなUKアンダーグラウンドの空気をそのまま閉じ込めたような空気感をまとっている。濃密で中毒性の高い一本。