ブラジルの至宝にして、リオデジャネイロの超名門エスコーラ・ジ・サンバであるEstação Primeira de Mangueiraの創設者のひとりであり、近代サンバの黄金期を築き上げた偉人、カルトーラが1974年に発表したセルフタイトル・ファースト・アルバム!60代半ばにして実現した遅すぎたソロ・デビュー作でありながら、ブラジル音楽MPBの歴史を語る上で欠かすことのできない不滅の金字塔。人生の機微を味わい尽くしたカルトーラの深く暖かな歌声と、端正なガット・ギターやカヴァキーニョが織りなすアコースティック・アンサンブル。過度な装飾を排した端正なサンバ・カンサォンのスタイルの中で、哀愁と気品に満ちたメロディ、そして洗練されたリズムがどこまでも素朴に、そして豊かに広がっていく。時代を越えて愛され続ける詩情豊かな旋律と枯淡の味わいが詰まった、一生モノのマスターピース。