名門〈Numero〉がまたしても類を見ないマイナーな名仕事!ハイウェイ12号線の後背地でのみ起こり得るソウル ミュージックのもう一つの歴史。1959年にJim Kirchsteinがウィスコンシン州の片田舎で、記録されていない音楽の才能を捉えるために設立したインディペンデント・レーベルであり、当初はレコード店の一角にあった小さな録音スタジオだった〈Cuca Records〉の60年代のR&Bジェムを満載した『Eccentric Soul: The Cuca Label』がアナウンス。初期のリリースの成功を受けて、急速にその活動を拡大していった同レーベルには、ウィスコンシン州のドリフトレスエリアの丘陵地帯という辺鄙な場所にあったにも関わらず、ウィスコンシン州やミシガン州、シカゴ地域から様々なアーティストやパフォーマーが集まるように。辺境の地であることと、この地域の文化的多様性が相まって、流行の音楽とは一線を画したユニークなカタログが出来上がることに。また、カーチスタインが録音したカントリー・ミュージックたちは、「アウトサイダー・カントリー」と呼ばれる一際奇妙なサウンドとしても愛されています。