ロンドンを拠点に、カリブ地域や西アフリカを含めた世界各地のディスコやファンク、ソウルを発掘する〈Kalita Records〉からは、西アフリカの伝統的な旋律なメロディーをシンセサイザー、ディスコ、ブギーとクロスオーバーさせ、1980年代以降にガーナで人気を博した「バーガー・ハイライフ」現象にフォーカスした初のコンピレーション・アルバム『Borga Revolution! Ghanaian Dance Music In The Digital Age, 1983-1992 (Volume 1)』が登場!
1970年代、ガーナでは欧米の音楽が盛んに放送され、ファンク、ソウル、ディスコなどのサウンドが紹介されていた一方で、ガーナは経済的な混乱にも見舞われ、貧困の増大、軍事独裁政権、長期の外出禁止令など、アーティストが生き残っていくには困難な状況にありました。そんな中で広い視野を持った多くのガーナ人アーティストが、欧米でキャリアを積むようになり、スターダムを求めて欧米へと渡ることに。ここで、西洋な現代的な音楽スタイルと、DX7シンセサイザーや様々なドラムマシンなどの新規なテクノロジーを導入したデジタル版ハイライフ・ミュージックを開発。ガーナのダンス・ミュージックの進化と「バーガー・ハイライフ」の出現は、このような背景の中で生まれたとのこと。
本作『Borga Revolution!』には、Thomas FrempongやGeorge Darkoなどのジャンルを代表するアーティストから、AbanやUncle Joe's Afri-Beatなどの無名のバンドによるトラックまで、重要な録音を収録した意欲的な一枚!ゲートフォールド・スリーヴ仕様。各アーティストによるインタビューを元にしたライナーノーツと豪華未発表写真を掲載した16ページに及ぶブックレットが付属しています。