戦前のブルースにジャマイカのドゥー=ワップ、日本の戦前の流行歌から海賊ラジオのコマーシャル音源、南米のフォルクローレに至るまで、各地の骨董音楽を大いに掘り起こす大名門〈Death Is Not The End〉からは、1930年代から50年代後半にかけて録音された神秘的な「レベティコ」(現代ギリシアの大衆歌曲)をコンパイルした決定版的限定カセット作品の続編的カセット作品が登場。現在レベティコとして知られているものは、もともと19世紀後半にギリシャとトルコの民族音楽から発展したもので、正教会の音楽とオスマン帝国のカフェ音楽の側面を取り入れ、徐々に発展し、今ではユネスコに認定されるほど認知された音となりました。オスマン帝国崩壊以後、ブズーキが主要楽器となりギリシャらしさが主張されるようになっていった時期のエッジの効いた録音の数々が収録されており、ドラッグから女性、喪失感、痛み、アルコール依存症まで、あらゆることが歌われています。限定プレス。