〈Holy Mountain〉に〈Drag City〉〈P.S.F. Records〉といった各地の現代サイケデリック・ミュージックの聖地に名を連ね、実に20数年にも渡りドローン/サイケデリック・フォーク作品の金字塔的作品群を制作、ドローン・ムーブメントを牽引した現代の伝説的ギタリストことSix Organs Of Admittance。2020年に自身のレーベルである〈Hermit Hut〉からデジタルオンリーで発表したアルバム『Sleep Tones』が待望のアナログ化!版元は世界屈指の〈P.S.F.〉再発専科〈Black Editions〉の配給するレーベルであり、Mark McGuire (Emeralds)やChris Brokaw (Codeine)作品にも参加しているアメリカのギタリストのSteve Lowenthalが2009年に始動させた、John Faheyへの憧憬に溢れるドローンフォーク/アメリカン・プリミティヴの聖地〈VDSQ〉。主に単独作家によるドローン・ムーブメント以後のアコースティック・フォーク作品を送り出してきたここの作品としても、Six Organs Of Admittanceのフルレングス・アルバムとしても異例のドローン/アンビエント作品であり、US地下フォーク方面からニューエイジ再興を陰で支えたこのレーベルが取り上げるのも納得の内容。Rafael Anton IrisarriやKyle Bobby Dunnなどのファンなら必聴の耽美なサウンドスケープ作品に仕上がっています。