オリジナルは1979年リリースの、ジャマイカのルーツDJシーンを代表する一人、Prince Hammer による重要作。バックを固めるのは Channel One の最強リズム隊 The Revolutionaries。さらに Prince Jammy、Errol Thompson、Crucial Bunny といった当時を象徴する名エンジニアたちがコントロールを担当している。内容は、ダンスホール以前のルーツDJアルバムの典型とも言える仕上がりで、タフでヘヴィなリディムの上で、Hammer がスピリチュアルかつ社会的なリリックを吐き出しながら、DJスタイル特有のトースティングで流れを牽引する。荒削りで土臭い空気感をそのまま刻みつけたようなアルバムで、Channel One黄金期のサウンドをストレートに体感できる。