「ディープ・リスニング」をコンセプトに掲げてきた米女性実験音楽家重鎮であり先駆者、ポーリン・オリヴェロスが、スイスのインプロ/アヴァン系名門レーベル〈hat ART〉から1985年に発表した激レアな作品である『The Well And The Gentle』が〈Important Records〉からゲートフォールド・スリーヴ仕様の2枚組LPとして初アナログ・リイシュー。Morton Subotnick、Ramon Sender、Terry Riley、Steve Reich、Anthony Martinらと共に、1960年代アメリカ西海岸の電子音楽シーンの要所となった〈San Francisco Tape Music Center〉のオリジナル・メンバーの一人であり、その後、ミルズ・カレッジに移転した同センター(Center for Contemporary Music)の初代ディレクターを務めた人物。彼女の楽器は純正律で調律されており、瞑想的な即興音楽へと取り入れられてきました。Guy Klucevsek(アコーディオン)、Charles Forbes(チェロ)、Wesley Hall(クラリネット)、Laurel Wyckoff(フルート)を始めとした演奏家たちと1984年に録音された作品を収録。豪華ライナーノーツ掲載。