最高に心地良いナチュラルな音空間。マダガスカルの各地方の楽器と歌唱の名手ばかり10人を集めて、ニ・マラガシー・オーケストラを結成した張本人にして、ヴァリハの名手、ジュスタン・ヴァリのによる、ヴァリハの独奏2枚組です。ヴァリハはマダガスカルの楽器で竹製の琴のような楽器。アフリカの楽器の特徴でもある濁った付随音を伴う、奥行き のある音色が特徴的で、聞いているとバリのガムランを聞いている時のような陶酔状態に入っていきます。ヴァリハの名手ということですから超絶テクニックで あることは言うまでもありませんが、テクで聞かせるというよりもただただ美しい弦の調べに身体を任せているだけで十分癒されます。インストですが曲の解説 (英語/仏語)によると島の大自然の恵みや、動植物のあれやこれを表現しているようです。