孤高の音楽家Andrew ChalkとAf UrsinやIn Camera等でもその才能を発揮するベルギーのTimo van LuijkによるElodieの1stフルレングスアルバム。鳥のさえずりや川のせせらぎといったフィールドレコーディングと様々な楽器(バグパイプ、ギター、琴、パーカッション、シンセ、etc)、非楽器の演奏がミックスされたサウンドは非常に多彩なサウンドバリエーションながらもあくまで無国籍。両名の作品同様こじんまりとした世界観ではありますが、静かで美しいドローン、メロディを奏でる/奏でないアブストラクトな演奏、インプロヴィゼーション等どのサウンドも瞑想の域に達した素晴らしい内容。時間の経過を忘れるようなAndrew Chalkの作品に通ずる時間感覚がここでもはっきりと生きています。これはまさに理想型といえる素晴らしい内容。非常に新鮮な感覚を味わえると思います。鈴木大介氏、Ian Middleton氏も参加。アートワークの表現も相変わらず素晴らしくまさにこのようなサウンドです。