King Crimsonの「太陽と戦慄」でも演奏し、チベットでの仏道修行までも経歴に持つパーカッショニスト、Jamie Muirが音楽界へと戻り、フリー・インプロヴィゼーションの伝道師、Derek Baileyと共演した1981年Incus盤がHonest Jon'sより初のヴァイナル・リイシュー!
Honest Jon'sがまたしても名仕事・・・オリジナルも再発盤も高騰していた中で嬉しいヴァイナル化。ミューアのパーカッションとベイリーのギターが完全に異種融合の域へと達しています。静寂の中、不意に立ち現れるかの様に不協和音にも似た異質な響きを織り込んでいく霊性インプロヴィゼーション大傑作。「ジャズ」という枠からも完全に逸脱した世紀の瞬間の数々に圧倒されるばかり。ガサゴソとして物音的なパーカッションの鳴らし方も好きな人にはたまらないでしょう。Abbey Roadにてオリジナル・リールからのデジタル化&D&Mでのマスタリングと手が込んでます。フリーミュージックの金字塔というべき一枚。