エレクトーン・フェスティバル'81全日本大会で入賞を果たし、ヤマハ音楽振興会のエレクトーン奏者として活動していた1989年に日本コロムビアよりCDオンリーで発表したファースト・ソロ・アルバム『カリブの夢(ライト・フュージョン・ファンタジー)』。コロムビア第2スタジオに結集した、土岐英史、友井久美子、渡辺直樹(スペクトラム、AB's)、木村 "キムチ" 誠(オルケスタ・デルソル)、鳴島英二(You & The ExplosionBand)、市原康(ミッキー吉野グループ、You & The Explosion Band)ら実に豪華なゲストと共に、塚山エリコによるプロデュースのもとで89年に録音。
潮騒と海の香りに惹かれるバレアリック/ライト・フュージョン「カリブの夢」、キャッチーなエレクトーンの調べが可愛らしく印象的な、自身も編曲を手掛けた最人気ナンバー「Manhattan Blue」、中華&テクノ・ポップ風味な「Click My Heart」など珠玉の名曲の数々を収録。ラテン音楽の晴れやかな陽気に、都会的で洗練されたメロウネス&ポップネス、そして、ほんのりとファンク~ブラック・コンテンポラリーのテイストをブレンドしつつ、「エレクトーン」という電子楽器の持つ多彩な魅力を余す所なく披露した、独特の浮遊感と愛おしさにあふれる一枚。赤峰十夢によるジャケット・イラストも秀逸!