5月中旬入荷予定。66年に音楽家としてのキャリアを始動、69年には東京のロック・ミュージカル「Hair」にも結成メンバーとして参与、伊藤詳や深草アキ始め、多くのニューエイジ作家を輩出したジャパニーズ・シンセ・プロッグの先駆け的存在であるFar East Family Bandでの活躍でも知られ、自身の音楽を「ヒーリング・ミュージック」と題して、膨大な数の作品を大いに編み出した日本屈指のニューエイジ・ミュージック作家/ミュージック・セラピスト、宮下富実夫。
USシアトルの名門レーベル "LIGHT IN THE ATTIC" よりリリースされた、日本の1980〜1990年代の環境音楽を集めたコンピレーション作品『環境音楽』にも収録されている、Fumio Miyashitaの名曲「See the Light」のリミックス作品が、N.Y.のレーベルPersonal AffairからLPでリリース。30年の時を経て、今、新たな輝きを放ちながら蘇る!
Fumio Miyashita氏の音楽は、時代を超えて多くの人々を魅了し続けている。今回リリースされたリミックスアルバムは、彼の音楽的遺産を現代に継承し、新たな世代に伝える試みである。参加アーティストたちは、オリジナルの音源に敬意を払いながらも、それぞれの個性を存分に発揮し、全く新しい音楽を生み出した。アルバムを聴けば、まるで深い瞑想に入り込んだかのような、至福の時間を体験できるだろう。このリミックスアルバムは、単なるリミックス作品ではなく、音楽の可能性を追求した、芸術性の高い作品である。ぜひ、この機会に、Fumio Miyashita氏の音楽と、現代のアーティストたちの才能が融合した、至高のチルアウトサウンドを体験してほしい。
Jody Tenku
長野県飯綱、標高1250mに位置するスタジオ。そこは、伝説的な音楽家、Fumio Miyashita氏が自身の作品制作からエンジニアリングまでを手掛けていた、まさに音楽的聖地。その聖地で生まれ育ち、父の音楽的DNAを受け継ぐ男、Jody Tenku。オリジナルマルチテープ(1991制作)を偶然発見した息子であり自身もアンビエント界に新風を吹かせ続ける宮下ジョディ天空氏は日本国内では無理とされていたテープのデジタル化にアメリカにて成功。デジタル化できたことにより夢の親子共演が可能となった。20分を超える宇宙の響きに身を委ねて!
Eden Aurelius
エデン・オーレリアスは、ニューヨークを拠点に活動するプロデューサー兼DJです。彼女は、シカゴの活気あるアンダーグラウンド音楽シーンで生まれ育ち、そこで培われた独自の音楽センスを持っています。彼女の音楽は、既存のダンスミュージックの型にはまらない、ベースを強調したスタイルと、現代のエレクトロニックミュージックの深く没入感のあるサウンドを融合させたものです。
Loop Diary
ブルックリンのアンダーグラウンドシーンを牽引するアーティスト、綾部まりひとのソロプロジェクト「Loop Diary」。昨年、砂漠の静寂を音像化した傑作「Music for Joshua Tree」をリリースし、長年の沈黙を破ってライブ/DJ活動を再開。そして2024年、彼が主宰するイベント「Zen/Echo」は、ニューヨークの音楽シーンに新たな潮流を巻き起こし、その動向は業界内外から熱い視線を集めている。今回のリミックスアルバムに名を連ねるDJ Kumon、Eden Aureliusもまた、「Zen/Echo」を支える重要なキーパーソンだ。
DJ Kumon
アイゼア・バフォードの別名義、esoe/Hotel Eの深淵を覗き込むもう一つの顔、DJ kumon。彼のサウンドは、まるで時空を超えた音の万華鏡。エレクトロアコースティックの繊細な響き、ダブの深遠なグルーヴ、そして90年代初期アンビエントテクノの幻想的な残響。それらが織りなす音のタペストリーは、聴く者をKumonの描くSF的宇宙の深奥へと誘う。