祖国南米ペルーの地下ノイズ、インダストリアルや前衛音楽、ミュージック・コンクレートに至るまで、同地のニッチな音楽世界を大いに掘り起こしてきたカルト・レーベル〈Buh Records〉から最新物件!Dante Gonzales(シンセサイザー)、Fernando Pinzás(シンセサイザー)、Sheri Corleone(ギター、ボーカル)によって2012年初めにリマで結成されたエレクトロニック・パンク・プロジェクト、Varsoviaのセカンド・アルバム『Diseñar y destruir』がアナログ・リリース。2015年から2017年にかけて録音され、2021年中に完成。インダストリアル・ミュージックやEBMといったスタイルからの影響をより強く反映しつつ、アナログ・シンセサイザーを土台としたサウンドを披露した実験的アルバム。歌詞は、ペルーが1980年代に経験した政治的混迷期の暴力の時代にインスパイアされたコンセプトからなるもので、ベラスコ将軍の音声のサンプルや、停電、テロ集団の爆破といった悲惨な状況、武力紛争といった混沌の舞い込んだ都市で生きる不安などに言及した楽曲が収録されています。