ロンドンの民族音楽学者であり、チベット仏教に帰依し、ナグラ・ステレオを用いて聖楽と俗楽の両方を録音していたジョン・レヴィが、世界各地の数々の伝統音楽の録音をカタログに抱えることで知られる米国の名門〈Lyrichord〉に70年代半ばに残した傑作。南アジアの小国ブータンにおけるチベット人の儀式の聖なる音楽だけでなく、土着の民族音楽のすべてを捉えるというレヴィの全事業の第二部に当たる作品。完全リマスタリング仕様のトラディショナル・フォーク/インストゥルメンタル・アルバムで、チベットやブータンのリュートやフィドルによる演奏、美しい民謡、そして、東ブータンのヤクやチベット起源のドラマの一部などが収録されています。まさに世界の頂から贈る本物のブルース20選。