代表曲「Some Love」収録、衝撃の1st、2ndに続く3rdアルバムとなった『Foundation Steppers』。それまでのヒリヒリとした感覚は影を潜め、サウンド的にはよりルーツ・レゲエに近づき、温かみがました作品。フロントウーマンのアリ・アップがジャマイカに移住し、伝説的なチャンネル・ワンでスタイル・スコット(Style Scott)とセッションを行い、そのテープがエイドリアン・シャーウッドの手によってミキシングが行われたという制作背景が作風にも影響している。カラフルなシンセサウンドとポストパンクなプロダクションのセンスで伝統を壊しながらもレゲエに接近した、最もハイ・クオリティな仕上がりとも言えるアルバム。オリジナル・リリース以来初となるヴァイナルリイシュー!