ギターによるヒンドゥスターニ古典音楽の巨匠ブリジ・ブシャン・カブラの名作!インドにおいてギターは1920年代にハワイの音楽家によってもたらされ、その後ポピュラー音楽や映画音楽など広く愛されていくが、中でもカブラは、スライドギターの古典音楽での可能性に注目しました。アリ・アクバル・カーンに師事し、造詣を深めた彼の音楽は古典音楽的な深みとともに、穏やかで落ち着いたムードと軽やかさがあります。連綿と続く演奏伝統の重さから自由なギターだからこそかもしれません。演奏方法もギターを水平にして膝の上において弾くという型破りなもので、自分の内的な欲求に従って、今までになかったものを生み出す時の魅力があるように思います。インド音楽やギターが好きな方にも、のんびりとリラックスしたい方にもオススメです。新規リマスタリング済み、ワンプレスのみとのことなので、お見逃しなく。こちら、Lure of the Desert(砂漠の誘惑)は、ラジャスタンの民族音楽を探求した作品。催眠的なリズムと、蛇行するギターのラーガは砂漠的トランスの世界。