「日本のBjörk」とも称され、音響/エクスペリメンタル・ポップのフィールドに於いて世界的に高い評価を得てきた邦人作家ツジコノリコ。Editions Megoからの14年作「帰って来たゴースト = My Ghost Comes Back」以来、実に5年ぶりの最新作であり、同タイトルの映像作品のサントラとして製作された一枚が、ベルリンの名門PANが始動させたサウンドトラックにフォーカスする姉妹レーベルEntopiaから堂々リリース!映像はまだ見れていませんが、下半身不随の恋人と共にパリの郊外に住む日本人の女性を描いた作品とのことです。初のインスト主体のアンビエント/サウンドスケープ作品となっていますが、パーソナルかつ深遠なそのサウンドは抜群。緩やかに連なる枯淡なアンビエンスがやがては雄大な景色をも映し出します。名匠、Rashad BeckerによってD&Mでのマスタリングと盤質も万全。同タイトルのフィルムをオンラインで視聴できるリンクが記載されたポストカード&16ページにも渡る11x11インチブックレットが付属。