Deep Magic、Corum、M. Sageなど、ドローン、ニューエイジ全盛期にサイケデリックなカセット作品の数々を残したポートランドの名レーベル〈Moon Glyph〉。昨今は、アンビエント・ジャズ系のリリースを中心にその最盛期をさらに更新している同レーベルの最新作品群を漸くストック。Private ElevatorsやRokenriといった実験的なユニットでも活動するブルックリンのパーカッショニスト、作曲家、Matt Evansによる最新カセット・アルバム『Soft Science』。〈RVNG〉や〈Drag City〉などからの作品も知られるマルチ奏者、ボーカリストのKa BairdやDavid Lacknerをそれぞれ1曲フィーチャリング。Milford Gravesや高田みどりによる宇宙的なソロ・パーカッション・パフォーマンスと、Iannis XenakisやLouis Andriessenなどの実験音楽とのミッシング・リンクを思い起こさせる、サイケデリックかつSci-fiなシンセ&ドラム作品に仕上がっています。