"Frutos del País"(1972年)が、IRTのオリジナル・マスターからレコードでリリース! フルートス・デル・パイスは、ロス・ピカピエドラとビート4という2つのチリのロックバンドが合体して誕生した。彼らのサウンドは当時としてはかなり先進的で、彼らの曲「Sin ti」は今でもチリのラジオで聴くことができる。
このバンドのサウンドはプロコル・ハルムに非常に影響を受けているが、だからといってそのとてつもないクオリティを損なうものではない。たぶんこの曲は、彼らにプロコル・ハルムの「A Whiter Shade of Pale」、特にハモンド・オルガンの音を思い出させるのだろう。
彼らは、70年代初頭にロックの影響とアコースティックな民族楽器を融合させたグループと直接的な音楽的関係はなかったが、フルートス・デル・パイスは当時、チリのこの音楽の守備範囲を変えた世代に属していた。彼らの2枚のアルバム、"Frutos del País"(1972年)と "Y volar..."(1974年)は、より注目されていない。Y VOLAR..."(1974年)は、短い軌跡を描いたが、チリのロック史上、最も有名な賛美歌のひとつであり、キーボード奏者ヒューゴ・レイモンドのハモンド・オルガンとシンガー、レイナルド・ライノ・ゴンサレスの歌詞が特徴的なバラード "Sin ti "によって不朽の名曲となった。