世界のインディペンデンド・レーベル界の静かなるゴッドファーザーの一人、マルク・オランデル率いるアクサク・マブール、40年ぶりとなる第三作「フィギュアーズ」、全22曲収録の二枚組。ゲストにフレッド・フリス、ミシェル・ベルクマンス(exユニヴェル・ゼロ)他参加!
アクサク・マブールはなぜ特別な存在なのか。
それは彼らがアヴァンギャルドとポップ、あるいはシリアスとユーモアの両岸をまたぎながら絶妙なバランスで遊泳できる稀有なバンドだからにほかならない。
70年代前衛ロックの知性や技術から80年代ニューウェイブの鋭角性と直截さ、エレクトロニク・ミュージックの音響的快楽、そしてステレオラブやアニマル・コレクティヴなど現行先鋭バンドが持つロック/ポップ・ミュージックとしてのロマンティシズムとイマジネイション。そういったものがすべてここには宿っている。